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概要 ラヴェリア事件とは、ラドリザン1256年9周期22日目、ノスティーライナの戦いの最中に起きた、ガルデス共和国議長ラヴェリア暗殺事件のことである。 ラヴェリアは「鬼」と呼ばれる勇猛な男だった。ガルデス共和国のミズハは、自らの歪んだ願望をこのラヴェリアに投影し、「この男はいずれガルデス共和国そのものを自分の力で奪い取り、ガルデス帝国を建国してラグライナ帝国と真正面から戦う」と期待していた。 確かにラヴェリアは、議長でありながら最前線で戦い、議会の採決を最も重視しなければならない立場にありながら、それを無視してノスティーライナの戦いに出陣したりと、ミズハを期待させる破壊の人ではあった。 だが、彼自身にその意思はなく、徐々にミズハは失望、同時期にラグライナ帝国軍師エルに内応の誘いを受け、共和国を裏切る決意を固めていた。 そして、ノスティーライナの戦いより撤退するラヴェリアを待ち構え、彼の背中を刺した。 ラヴェリアを討ち取ったミズハだったが、その後帝国軍に合流した直後、エルの命令によって謀殺された。 真相 ミズハがラヴェリアを刺した理由は、長年謎とされ、様々な説がでていた。 投影説 前述の説、現在一応の「真相」とされている。 買収説 単にエルが提示した金銭に揺らいだという説だが、それならエルにとって最も都合のいいタイミングで実行するため、あえてノスティーライナの戦いの直後などという困難な時期を選ばなくてもいい筈である。 単独説 実は、ミズハはエルに内応しておらず、あくまでも自分の意思で行った、「自分を高く帝国に売り込む」裏切りであったという説。 関連項目 ノスティーライナの戦い ラヴェリア ミズハ エル
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山城屋事件(やましろやじけん)は、明治5年(1872年)に発覚した近代日本初の大掛かりな汚職事件。 山縣有朋ら長州系の官僚が陸軍省の公金を勝手に陸軍御用達の商人、山城屋和助に貸し付け、その見返りに金銭的な享受を受けていたとされる。陸軍省から山城屋に貸し付けた公金は約65万円、当時の国家歳入の1%という途方もない額であった。 ヨーロッパでの生糸相場に失敗した山城屋は陸軍省から更に金を借り出しフランスに渡り、商売そっちのけで豪遊。これがフランス駐在の鮫島尚信やイギリス駐在の寺島宗則の耳に入り、日本の外務省に連絡が入った。それを聞いた陸軍省会計監督・種田政明が密かに調査を始め汚職が発覚、桐野利秋ら薩摩系陸軍人や江藤新平率いる司法省の激しく追及するところとなり、同年7月山縣は陸軍中将・近衛都督を辞任。司法省による本格的な調査が始まろうとした同年11月、公金返済が不可能であった山城屋は陸軍省内部で割腹自殺、その際証文類も焼き払われた為、事件の真相は解明されることなく収束する。 一説には徴兵令を推進する山縣とこれに反発する桐野を代表する薩摩系を中心とした保守的な軍人の対立があり、しかも後者が山縣の抑制に期待をかけた西郷隆盛が、却って山縣を評価して弟の従道とともに徴兵令の実施を支援したことに対する山縣への嫉妬と敵意がこの事件の追及を強めた原因とされる(事実、西郷は最後まで山縣の辞任には反対しており、辞任後岩倉使節団の一員として洋行中の大久保利通に対して山縣を擁護出来なかったことを詫びる手紙を送っている(1872年8月12日付大久保宛西郷書簡))。 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年3月1日 (土) 13 30。
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カッテニハイッテキテンジャネーヨwヴァーカw アキタラ サッサト カエッテ クダサイ。 BBS ポルノの掲示板 porunoの掲示板ヤバ系 VOLLEYBALL BBS チャット ポルノのチャット porunoのチャット DASHって感じのチャット(意味ワカランww) ブログ ポルノのブログ ポルノのブログかもヨww ヤバイサイト HappyTreeFriends ダチのサイト 彰の部屋 隼人の部屋 ゲーム攻略サイト ファイナルファンタジーX-2 新鬼武者 ウイニングイレブン7 その他 俺のプロフィール ポルノ大好き画像集 MUSICルーム VOLLEYBALLチーム紹介
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本スレ用語一覧>香港事件 フラゲに飢えて暴徒化した本スレ民たちによってフラゲ師香港 ◆3GdhAm0Yv.氏が袋叩きに遭ってしまった事件。 エレキリギリス事件などと同様に本スレ民たちの熱い手のひら返しにより黒歴史扱いされている事件である。 経緯 2009年2月4日、新パックRAGING BATTLE発売を10日前に控えた本スレは活況に満ちていた。 そんな折、過去にフラゲの経験もある香港在住の日本人であるというフラゲ師、通称「香港の人」が現れる。 479 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/04(水) 00 15 22 ID 9GrFG1880 CRMSを要らない子よばわりしたやつは謝れ! 7箱かって肺がんが7枚も着た俺に謝れ!! というわけでRGBTも来週の月曜にフラゲできそうだ 「香港の人」の予告に心躍らせる本スレ民たち。 そして3日後の2009年2月7日、再び「香港の人」が現れるものの―― 223 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/07(土) 22 23 16 ID c1OoeDrN0 . 214 台湾じゃない香港だ と本人がいってみる 熱がでてだりいよ 月曜までに治ってないと死ねる 238 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/07(土) 22 27 28 ID c1OoeDrN0 . 229 早けりゃ月曜 遅くても火曜 最近できたつながりで火曜は確実だよ ラストフラゲin香港だから月曜には欲しい 体調不良を訴えるフラゲ師。 本スレ民たちはいたわりつつも、フラゲを期待してしまう。 ここまでは全てが順調に行っていたのだが――。 2日後、フラゲ師が予告していたフラゲ当日。 434 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/09(月) 14 16 44 ID ZNyUhNn+0 今帰りました 今日は香港でのフラゲはないです・・・ 強化したBFはやくまわしたい・・・ まさかのフラゲ失敗。本スレ民たちは残念がるもののフラゲ師に優しい言葉をかける。 この失敗を取り繕うようにフラゲ師は期待を集めるような書き込みを続けていく。 447 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/09(月) 14 20 20 ID ZNyUhNn+0 普段行ってる店は水曜日の入荷らしく 新しくしった店では明日か水曜日らしいので 一応明日の可能性もあります 期待しすぎずに待っててください 898 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/09(月) 17 56 31 ID ZNyUhNn+0 朗報! 香港の別の場所で箱でた!!! でも俺はインフルとの戦いを再開したのでいけません・・・ くやしいのう・・・くやしいのう・・・!!!! だから売れ残ってれば明日治り次第だけど入手可能! そして翌日。 490 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/10(火) 12 08 37 ID crS8wVmP0 . 486 台湾じゃない香港だ 何度いえばry なおってません・・・ いま7.5です・・・ 昨日のフラゲについて謝罪して起きた事があります 昨日のフラゲは韓国のプリズまーのパックだったらしいです 本当に申し訳ない 勘違いの情報であったことを詫びる香港氏。 本スレ民たちはまだ優しい言葉をかけ、彼を励ますのだが――。 556 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/10(火) 23 18 32 ID rp/qkWSk0 香港です 今は6.8で熱は安定してます。 一応報告明日は俺はいかないけど香港ではRGBTでます 575 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/10(火) 23 23 43 ID e1uOH7xr0 あれ、 556はスルー? 595 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/10(火) 23 27 54 ID snVaTDMVO . 575 ぶっちゃけただの目立ちたがりの狼男の相手するのは飽きた 結局明日いかんとか行ってるしそんな報告マジいらん 香港氏の煮え切らない態度に、本スレ民たちもフラストレーションを募らせていく。 そんな中ではあるが、そして当初の予告に2日遅れたものの、予告どおりフラゲの入手に成功し発表する香港氏。 261 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/11(水) 16 50 20 ID y7VQkHC40 こんにちは 香港です フラゲの予定日からかなり遅れましたが本日入手成功しました 友人が1箱かってくるので買ってきてから一度はこのうpをして めぼしいカードなどは夜に書き込んでいきます おまたせしてもうしわけありませんでした 謝罪の後、丁寧にテキストを載せていくのだが――。 766 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 19 47 12 ID i6FoUvtB0 ええい画像はまだか 801 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 19 49 38 ID VZLLitKJ0 さっさっと画像を 803 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 19 49 52 ID qw0TKGwq0 画像貼れ 920 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/11(水) 19 55 39 ID y7VQkHC40 画像はるからまってて こっちは回線わるいからアップロードに時間かかる 不遜な態度で画像を要求する本スレ民とそれに健気に答える香港氏。 78 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/11(水) 20 00 59 ID y7VQkHC40 (画像URL) 1枚目 画質はこれでマックス ゆるしてくれ あたったのは レリ アスラピスク ウル パワーツール エクスプロード スーパー ヴァラフェール ロックストーン ストロングウィンド 中国のカメラの性能の問題か、あまりに不鮮明な画像が貼られるが、 これが逆に本スレ民たちのヘイトを集めてしまう結果となる。 93 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 01 42 ID LhgEEi3Y0 . 78 なんでボヤけてるの? 99 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 01 51 ID onZ7zFWEP . 78 ブレすぎだろさすがに 169 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 05 22 ID fTc8wdC30 . 78 いくらなんでもこの画質はないわ そして楽しいフラゲタイムのはずが一転、香港氏を庇う本スレ民と彼を叩く本スレ民の陣営に別れ、対立が起きてしまう。 286 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 10 39 ID i0DU7ADf0 汚い画像だなあ 380 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 15 42 ID AqOkureQ0 口悪いやつ多すぎ。 画質向上を願うにしても言い方ってものがあるだろ。 744 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 20 38 57 ID qw0TKGwq0 馴れ合い勢が擁護発言で勢い盛り返してきたな 叩き勢もっと頑張れ 見るからにテンプレートな対立煽りまで現れ、カオスに包まれる本スレ。 その後も彼らの醜い争いが続く中――。 174 ブルーアイズブルーアイズざえもん ◆HAwRXuDl5Q 2009/02/11(水) 21 13 54 ID 6CyL+ZlM0 _∧___∧_ / \ / \ │ ● ● │ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ /\_/\ │ < …少しは静かになったか?……欲望に振り回され自分は何もせず \_ 1 3 4│ _/ \他力本願なのに猛々しく文句…罵りあい…挙句に醜い争い…救えない / \/ ̄\/ \ まさかのキチガイからの正論に驚きを隠せない本スレ民たち。 そんなこんなあってようやく当時の有名フラゲ師、フラゲ助氏によって鮮明な画像が公開される。 289 フラゲ助 2009/02/11(水) 21 23 01 ID sJ8vE7QL0 http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0003.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0008-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0009-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0011-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0012-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0013.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0014-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0015-1.jpg http //i5.photobucket.com/albums/y184/Pokekid04/File0016-2.jpg マスタージオン強えええええ すると――。 312 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 24 28 ID 84uCxAYk0 . 289 素晴らしい 香港に見習わせたいものだ 316 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 24 39 ID WxOR7NpA0 . 289 香港の野郎よりもお前は役に立つなぁ! 329 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 26 02 ID dn26BFCv0 289のほうがよっぽど役に立ったよ!!!!!!!!!!! 360 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 28 23 ID WxOR7NpA0 はい、これで香港に感謝する意味はなくなった 399 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 30 27 ID i7xLWdG20 役立たず香港wwwww 432 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 32 26 ID N7KJal9r0 香港涙目wwww あれだけ期待させといたのに残念wwwww 520 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 37 56 ID N7KJal9r0 香港さんありがとう さてフラゲ助様の綺麗な画像を見るとするか 醜い。醜すぎる。ここまでの手のひら返しはなかなかお目にかかれない。 それでも健気な香港氏はリストに埋まっていないカード名や効果を公開し、 本スレ民たちに未公開の情報を与えてあげようとするのだが――。 728 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/11(水) 21 51 56 ID y7VQkHC40 RGBT-JP040 《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》 ウルトラレア RGBT-JP041 《BF-アームズ・ウィング》 RGBT-JP042 《パワー・ツール・ドラゴン》 ウルトラレア RGBT-JP043 《LV10複数攻撃可竜(仮)ドラゴン+ドラゴン》ウルトラレア ←? RGBT-JP044 《 》 RGBT-JP045 《ワン・フォー・ワン》レア RGBT-JP046 《トラスト・マインド》 RGBT-JP047 《憎悪の棘》 RGBT-JP048 《マジックプランター RGBT-JP049 《ワンダー・クローバー》 RGBT-JP050 《アゲインスト・ウィンド》 RGBT0JP051 《黒い旋風》 RGBT-JP052 《ジャンクBOX》レア RGBT-JP053 《ダブルツールD&C》 RGBT-JP054 《D・リペアユニット》 RGBT-JP055 《コアキメイルの鋼核》 RGBT-JP056 《緊急鋼核処分》 RGBT-JP057 《緊急合成》 RGBT-JP058 《 》 RGBT-JP059 《ナチュラル・チューン》 RGBT-JP060 《 》 RGBT-JP061 《 》 RGBT-JP062 《 》 RGBT-JP063 《ミラクル・ルーカス》←? RGBT-JP064 《クリムゾン・ヘルフレア》 RGBT-JP065 《チューナー・キャプチャー》 RGBT-JP066 《オーバー・デッド・ライン》 RGBT-JP067 《 》 RGBT-JP068 《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》レア RGBT-JP069 《 》 RGBT-JP070 《フェイク・フェザー》 RGBT-JP071 《トラップスタン》レア RGBT-JP072 《Dバインド》 RGBT-JP073 《レクリスパワー》 RGBT-JP074 《オートマチック・レーザー》 RGBT-JP075 《 》 RGBT-JP076 《無力の証明》 RGBT-JP077 《手札1枚捨ててお互いLV4以下蘇生、次ターン自壊》ノーレア←? RGBT-JP078 《特殊召喚したLV6以上の攻撃効果封じ》スーレア ←? RGBT-JP079 《 》 RGBT-JP080 《呪言の鏡相手がデッキからモンスターだしたら破壊して1ドロー》 785 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 55 39 ID WxOR7NpA0 . 728 よぉ役立たずwwwwwww 733 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 52 25 ID i0DU7ADf0 . 728 そんなのは要らないからジュース買ってこいよ 748 名無しプレイヤー@手札いっぱい。2009/02/11(水) 21 53 03 ID 84uCxAYk0 香港君まだいたの? 798 香港 ◆3GdhAm0Yv. 2009/02/11(水) 21 56 26 ID y7VQkHC40 (リスト省略) 親と話してていませんえでした 一応手元にあるのはここにのせた魔法・罠のみで 未判明モンスターは友人宅なのでのせられません すいません これが香港氏最後の書き込みとなってしまった・・・。 このあまりにも見苦しい本スレ民たちのふでふでしい態度に、この事件を黒歴史扱いする本スレ民も多い。 本スレ民ってやっぱ糞だわ -- 名無しさん (2014-05-18 08 48 07) 半分悪ノリなんだろうけどこれは酷い -- 名無しさん (2014-05-18 19 50 40) レス乞食にはむしろ当然の対応。フラゲできないフラゲ師なんて価値はないよ。 -- 名無しさん (2014-05-19 11 04 51) ↑価値がないとか何様だよ -- 名無しさん (2014-05-19 16 23 41) 自分は情報貰うだけ貰っといていざとなったら手の平返し。マジで人格を疑うわ… -- 名無しさん (2014-05-19 18 41 42) 結局ほとんど情報なかったけどな -- 名無しさん (2014-05-20 00 28 16) フラゲ中毒患者多いから貰えないと凶暴性しちゃうからしょうがないね -- 名無しさん (2014-05-20 12 27 44) そういえばスタ速の管理人からも散々今までフラゲもらっといて自分達が転載されると大騒ぎしてたな -- 名無しさん (2014-05-20 17 39 55) その上ddb出所のフラゲは散々利用するという -- 名無しさん (2014-05-20 17 41 52) スネークが先じゃね? 効果はスタ速だろうが -- 名無しさん (2014-05-21 00 36 54) 善意でやってくれたことを無碍にする奴等、この事件を盾に自分達の正当性を主張する奴等、醜い本当に醜い -- 名無しさん (2014-05-24 23 15 19) 正直スネークに対しても似たようなことを・・・ -- 名無しさん (2014-05-27 12 30 59) 5dsやavの観客の民度の低さは、現実の決闘者を皮肉ったのかもしれないな… -- 名無しさん (2014-05-31 15 36 29) フラゲ関係で拗れるとガチで醜い流れになるからな。貰う側がフラゲ師犯罪者扱いしたり、情報だけ羅列だけしてくればいいとか言い出したりマジ態度悪くなつ -- 名無しさん (2014-06-01 22 03 18) 自分たちは何も損害被ったわけでもないくせに黒歴史扱いとか調子いいこと ν速民のようだ -- 名無しさん (2014-11-05 15 38 20) 民度が2chでも最底辺レベルだなこれは 香港がかまってちゃんなのは間違いないが -- 名無しさん (2015-06-04 09 45 58) トーハン事件も発生したな -- 名無しさん (2016-03-16 12 47 02) 正直ね、香港の文面気に入らなかったし消えてくれて嬉しいよ -- 名無しさん (2016-03-18 02 34 51) 正直遊戯王民が民度悪いって大会とかよりこういうモラルの悪さだよな -- 名無しさん (2017-03-20 18 19 45) 一部だけ見て遊戯王やってる奴は全員こうなんだと言わんばかりの書き込みも -- 名無しさん (2018-07-04 17 14 51) 価値がないのはいちゃもんガイジ。 -- 名無しさん (2018-07-14 17 43 26) LGBTかと思ったら違った -- 名無しさん (2021-05-27 20 10 13) 一部も何も全員こういう手のひら返しする老人ばっかり何だよなあ -- 名無しさん (2022-08-10 13 42 42) 名前 コメント
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デュークが関わった重大事件の一つ。 正式名称はデューク誘拐事件、ただし真の被害者はデュークではない。 2005年の春合宿にそれは起こった。 ふとワルノリをした彼らは経営学部のT氏にメールを送る。 というのもT氏はデュークを持って部屋に戻ってしまったのだ。 しかし、返信がない。 そこで更にこんなメールを送る。 「デュークを返さないと、K村さんを特攻させますよ!」 返答がない… これはもう行くしかないだろう。 当然、K村氏はこの要請を断った。当然だ。 しかし、E氏の巧みな洗脳と、M氏の後押しによって、終にK村氏は腰を上げた。 この時の公約は 「僕(E氏)やM氏、A氏も一緒に行くからさ!」 である。 そして、毛布に全身を包んだ4人の男達は女子バンガローに旅立った。 補足しておくが、毛布の下は普通に服を着ている。 ただ寒かっただけだ(傍からは変態にしか見えない)。 そして、突撃の指令をE氏が出した! 「行くぜ! 野郎ども!」 K村氏は走った! しかし、残りの三人はその場を動かない…。 「うひょひょひょひょひょ!」 こんな奇声をあげながらK村氏は単身で女子バンガローに突入した。 我々の予想では、なんか声が聞こえてきて、すぐさまに追い出されるだろう… という感じだった。 しかし、その後辺りは沈黙した。 そして、K村氏はさびしそうにバンガローから出てきた。 「T氏、疲れて寝てるから。」 プランナーF氏の一言が辺りに響く。 その静かな声が逆に怖い。 ざわざわ こうして我々はバンガローに戻った。 数分後… 再び、バンガローの扉が開き、T氏がデュークを持って進入… 「バン!」 デュークは玄関の地面に叩きつけられた。 そして、T氏は去っていた。 ガクガクブルブル K村氏の顔からはもはや生気を感じなかった。 我々(特にE氏とM氏)はやってしまったという感に激しく襲われていた。 玄関にはポツンとデュークが悲しそうにこちらを見つめていた。
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人間燻製事件 落研でごくたまに行われる殺人未遂事件の一つ。 酒に呑まれ外のベンチで寝ていたココ市の下で大量のロウソクと線香に火をつけ クリスマスには少し早いスモークチキンならぬスモークヒューマンを作ろうとした事件。 点火から数十分後、「もしかして酸欠で死ぬのではないか」という憶測が飛び交ったが みんな「寒い」という理由で誰も救助に向かわなかった。
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登録日:2014/07/02 (水) 19 35 28 更新日:2024/05/09 Thu 17 56 47NEW! 所要時間:約 33 分で読めます ▽タグ一覧 WWE アメリカ カナダ ショーン・マイケルズ ビンス・マクマホン ブレット・ハート プロレス モントリオール事件 事件 悲劇 所要時間30分以上の項目 秀逸な項目 裏切り オンドゥルルラギッタンディスカー!! ―見ろよ! ―冗談でしょ ―マイケルズがシャープシューターだと!? ―かけました! カンカンカンカンカンカン! 出典 Wikipedia ―マイケルズがシャープシューターでWWF王座に輝いた!ブレット・ハートは呆然としています! 「モントリオール事件(モントリオールの悲劇とも)」とは、アメリカのプロレス団体WWEで起きた、台本(ブック)破り事件の通称である。 プロレスを知らないアニヲタ諸兄に予め説明させて頂くと、プロレスとは、オペラや演劇と同じように(原則として)台本を元に行うエンターテインメントであり、この台本の事を「ブック」と呼ぶ。 日本では、ブックの存在を公言していないものの、こうした仕組みそのものは半ば周知の事実とした上で観客も楽しんでいる。 ブックの内容は、試合展開が細かく示された物から勝ち負けのみしか決められていない物まで、団体や興行、試合によって様々だが、不測のアクシデントでもない限りこれを破る事はあり得ないし、あってはならないという不文律が存在する。 しかしながら、古今東西を問わずブック破り事件は幾度となく起きているが、それらは試合中の事故やハプニングをフォローする為に、選手やスタッフ個人の独断によって止む無く行われる事が殆どであった。 そんな中で当事件は、「会社側が、しかも一選手を陥れる為にブックを破った」という特殊性により、WWEプロレス史上最大の汚点、業界の悪しき大事件として語り継がれている。 主な関連人物 事件の経緯事件への火種 ブレットへの解雇宣言 WWF王座問題 モントリオール事件 事件の裏側 事件後 代理決着 和解…? 完全決着に向けて ビンスvsブレット。そして完全決着 総括 余談 主な関連人物 ★ブレット“ヒットマン”ハート 出典 http //www.wrestlingmedia.org/champion-heart-with-his-title/ カナダの名門プロレス一家「ハート・ファミリー」の一人で、80年代末〜90年代前半のWWF(現WWE)で人気を博し、当時はヒーローのような存在だった。 得意技はシャープシューター(サソリ固め) 数多くの技巧派レスラーを輩出したプロレス道場「ハート・ダンジョン」にて、実父スチュ・ハートによって鍛えられた技術を武器に、WWFの頂点へと上り詰める。 生真面目な性格で旧来のヒーロー像に拘るあまり、下品で過激な「アティチュード路線」への方向転換を図るWWFのやり方に反発。 そんな折、ライバル団体「WCW(*1)」から、破格の契約金で移籍を持ちかけられ苦悩するも、紆余曲折を経てWWFとの決別を決意する。 ★ショーン・マイケルズ 出典 http //www.wrestling123.org/photos/wwe-wrestlers/page/739/ 「ハート・ブレイク・キッド」の異名を持つカリスマレスラーで、ブレットと双璧を成す、当時のスーパースターの一人。 ブレットとは正反対の自意識過剰なチャラ男キャラで人気を博し、トリプルHと結成したタッグチーム「D-Generation X」では、下品で低俗な悪ふざけを繰り返しては組織や権力に反抗するキャラクターで大衆の支持を集め、一躍時代を象徴する存在になった。 また、バックステージでも奔放なエゴイストであり(*2)、リングの内外問わず、ブレットとは敵対し続けた。 ★ビンス・マクマホン 出典 http //www.canuxploitation.com/review/hitmanhart.html 父から貰い受けたWWFを、東部のローカル団体から全米最大の団体にまで成長させた稀代の経営者。 80年代に「レスリング・ルネッサンス」と呼ばれる一大ブームを巻き起こすが、ライバル団体「WCW」の躍進により劣勢に立たされ、巻き返しを図る。 「アティチュード」への路線変更を始め、自身の方針に反対するブレットとの契約を破棄し、解雇しようとするが… ★アール・ヘブナー WWFの上級レフェリー。 ビンスの指示に従い疑惑のゴングを鳴らす。 事件の経緯 事件への火種 WWFは80年代前半に一大ブームを起こし、米マット界の頂点を極めた。 しかし、80年代後半になるとステロイド流通や使用疑惑によるFBIとの裁判や、団体の象徴だったハルク・ホーガンの映画出演の為の離脱により、徐々に人気が低迷していく。 そんな中、一人のカナダ人レスラーがトップ路線に躍り出た。名指導者スチュ・ハートの実子ブレット・ハートである。 義兄であるジム・ナイドハートとのタッグチーム「ハート・ファウンデーション」からキャリアをスタートさせた彼は、それまでキャラクター先行でレスリング技術がお粗末なレスラーが多かったWWFにおいて、シングルに転向後も父親仕込みの堅実なレスリング技術と巧みな試合構成で頭角を現し、1992年には早くも、同じく技巧派として知られる大スター、リック・フレアーを破り、WWF世界ヘビー級王座を獲得するなど新世代のヒーローになる。 そして時を同じくして、もう一人の男がトップ路線を歩み出していた。 テキサス生まれのその男は、自意識過剰な気取り屋で派手好き、それでいて危険を顧みない飛び技と一撃必殺の鋭いキックを武器とした男、ショーン・マイケルズである。 彼もマーティ・ジャネッティとのタッグチーム「ザ・ロッカーズ」としてWWFのキャリアをスタートさせ、シングル転向後はシェリー・マーテルをマネージャーに "ハート・ブレイク・キッド"という色男キャラで売り出し、人気が上昇。更には、レイザ―・ラモン(スコット・ホール)とのレッスルマニア10におけるラダー・マッチや、ロイヤル・ランブルで初の1番手での優勝等を経て、着実にトップスターとしての礎を築いていった。 彼らと同世代のレスラー達は「ニュージェネレーション」と呼ばれ、WWF新時代を担う旗手としてビンスから多大な期待を受けていた。 2人はIC王座戦線からWWF王座戦線に至るまで、数々の名勝負を演じ、名実ともにライバル同士となっていった。 そして彼らは、WWF最大の祭典レッスルマニアの第12回大会にて行われた、史上初の「アイアンマン・マッチ」(*3)で激突。 マイケルズが会場の屋上から滑車を使ってターザンのように降りてくるシーンは、今もレッスルマニア屈指の名場面として語り継がれており、試合の方も大技小技が入り乱れる高度な勝負を展開。 両者1ポイントも取れないまま延長戦に突入する。 最後はマイケルズの必殺技「スイート・チン・ミュージック」を受けたブレットが敗北してしまうものの、1時間以上という長時間、しかも純粋なレスリング技術で観客を魅了したこの試合は、二人のレスラーはもちろんWWEの歴史に残る一大決戦となった。 出典 http //411mania.com/wrestling/the-8-ball-07-03-13-the-top-8-most-overrated-matches/ このように、団体きっての好敵手として知られる二人だったが、バックステージでの仲は非常に険悪だったと言われている。 実父スチュ・ハートの厳格な教えが行き届いたプロレス一家に育ち、「プロレスは健全であるべき」と考える実直な男ブレット・ハートと、名レスラーのホセ・ロザリオから確かなレスリング技術は受け継いだものの、色男で女好き、その上に派手好きで、過激なパフォーマンスやセクシーな振る舞いを繰り返すショーン・マイケルズ。 全く異なる性格、プロレス観を持つ二人は、互いの技術やファイトには一定の理解を示しつつも、それ以外の面では激しく反目し合った。 特にブレットは、マイケルズ、トリプルH、チャイナの3人で結成された「D-Generation X」の下品な行為や発言には度々苦言を呈しており、マイケルズも「団体に貢献している自分よりも、ブレットの方が高い契約金をもらっている事はおかしい」と非難したり、泥酔した勢いでブレットのプライベートを暴露したことで殴り合いの大喧嘩に発展するなど、2人の間には、最早修復しきれない程の大きな亀裂があった。 1996年3月31日に行われたレッスルマニア12以降、ブレットは怪我のため長期離脱を余儀なくされるが、その間にビンスから持ちかけられた、WWFと20年契約という異例の大型契約を結ぶ。 これは、スコット・ホールとケビン・ナッシュというニュージェネレーション世代の看板レスラーを2人も、しかもWWFとの契約が残ったままWCWに引き抜かれた事を受けての予防策であった。 この頃、ブレットにはWCWからもWWEより高額の契約金での移籍の話が来ていたものの、ビンスや団体への恩義を優先し、ひとまずはWWFへの残留を決意する。 しかしながら、かつて団体のヒーローだったブレットの人気は、この頃には目に見えて落ちてきており、彼の代わりに大衆の人気を得たのは、ヒールでありながら権力には従わず、気に入らない奴は誰であろうと容赦なくぶちのめす男ストーン・コールド・スティーブ・オースチンだった。 同年11月に行われた復帰戦での対戦以降、両者は抗争を開始するが、多くの声援を集めたのはブレットではなく、ストーン・コールドであった。 ファンの嗜好の変化を感じた会社側は、ブレットのヒールターンを決定。 「傍若無人なヒールを、正義のベビーフェイスが成敗する」。そんな古くからのショーマンシップを持つブレットは、この事態に困惑しながらも、このギミックを承諾。 幾度かの対戦を経て、1997年3月23日のレッスルマニア13でストーンコールドと対戦し、レフェリーストップにより負けたはずの彼に対し、勝者であるブレットが暴行を加えるという形で完全なヒールターンを果たす。 その後は実弟のオーエン・ハート、義兄弟のジミー・ナイトハード、デイビーボーイ・スミス、同門のブライアン・ピルマンを召集し「ハート・ファウンデーション」を再結成。アメリカをこき下ろし、母国カナダを賛美するヒールユニットとして活躍する。 だがブレットは、自分をスターにしてくれた恩義を感じると同時に、会社やビンスに対して疑問を感じていた。 長年団体のトップスターを務め、これからも子供達のヒーローであり続けたいと思っていたブレットのヒールターン。 それに伴う自身へのブーイングは、正義のヒーロー「ブレット“ヒットマン”ハート」に誇りと愛着を持っていた彼を苦しめた。 また自身が欠場中の96年9月、義弟であり同門のデイビーボーイ・スミスが、彼の地元イギリスで行われる大会でショーン・マイケルズを破り、WWFヨーロピアン王座の防衛に成功する予定だったが、負ける予定のマイケルズが直前でこのブックを拒否。そしてその意見を支持し、マイケルズが勝つブックに変更したのは他でもないビンスであった。 癌で闘病中の姉に勝利を捧げるはずだったスミスは地元で敗戦。試合後、弟の敗戦を泣きながら悔やんだ彼の姉は3ヶ月後に癌で亡くなっている。(*4) ブレットへの解雇宣言 そして自分のあり方に苦悩の日々を送っていたブレットの元に、ビンス・マクマホンから「去年締結した契約を破棄したいのだが…」という内容の電話がくる。 つまりブレットは、事実上のリストラを宣告されたのだ。 当時のWWFは、ライバル団体WCWの視聴率競争に負け続けており、財政は逼迫。早急な打開策を示す必要があった。 そんな中でネックだったのが、トップレスラー達の高額なギャラ。 ビンスは、当時最も年俸の高かったジ・アンダーテイカー、ショーン・マイケルズ、ブレット・ハートの3人の中から誰かを解雇する事を決意し、その標的になったのがブレットだった。 当時のWWFは、ライバル団体WCWへの対抗策として、それまでの「家族みんなで見れるファミリー路線」から「下品で過激な試合やパフォーマンスを繰り広げるアティチュード路線」へと舵を取り、新たなファンへと支持を広げていった。しかし、ビンスが決めたこの路線に反対していたのが、他でもないブレット・ハートだったのである。 ブレットはビンスのやり方に「低俗なお笑い番組」「子供に見せられない」と再三に渡り苦言を呈してきた為、当然ながらビンスとの関係は悪化。そしてビンス側は、高額な俸給を貰っておきながら、会社を公然と批判するブレットをリリースすることを決定したのだった。 WWF王座問題 ブレットの解雇とWCW行きが決まり、彼は11月にカナダのモントリオールで行われる特番「サバイバーシリーズ」での試合を最後にWWFを去る事になった。 ここでビンスは、ブレットの退団を公に発表。しかしその内容がブレットは金で移籍したと思わせる内容だった為に、ブレットには「裏切り者!」と容赦無いブーイングが飛ぶようになってしまう。 と、ここで大きな問題が発生したのだ。 当時のWWF王者は、他ならぬブレットだった。 その為、王座を如何に移動させるかが最大の問題となり、ビンスは、ブレット退団までにベルトを移動させる事が絶対条件であると決定する。 (*5) そこで組まれた試合は、宿敵ショーン・マイケルズとのWWF王座戦。 団体側はブレットにこの試合で敗北し、WWFのベルトを譲るよう通告する。 しかし、ブレットは自身の地元カナダで、まして「あの」マイケルズに負ける訳には行かないと、これを断固拒否。 交渉は難航する。一時は「ストーンコールドになら負けてもいい」と話すブレットだったが、それに対してビンス側が提案したブックが、 「試合終盤でレフェリーが技に巻き込まれて気絶している間に、マイケルズがブレットの得意技シャープシューターをブレットにかける。 それをブレットがやり返したところでD-Generation Xとハート・ファウンデーションを乱入させ、無効試合に。 勝敗はうやむやにして、翌日放送の番組内で王座を返上する」 という物であった。ブレットも、渋々ながら納得し、これを承諾するが… この時既に、三者三様、あらゆる思惑が動き出していた。 モントリオール事件 1997年11月9日「サバイバーシリーズ」当日。モントリオールのモルソンセンターには2万人を越える観客が詰め掛けていた。 そして様々な因縁や思惑が交差する中、遂にショーン・マイケルズvsブレット“ヒットマン”ハートのWWF王座戦が始まる。 先に入場して来たマイケルズは、リング上でカナダの国旗でまたぐらを擦り、リング上に置いたその国旗の上で腰を振るなどして侮辱、観客をヒートアップさせる。 一方のブレットはカナダの国旗を肩に担ぎ、自身最後となるWWFのリングに向けて静かに入場、戦いの火蓋が切って落とされる。 試合の映像 二人の戦いは、例によって壮絶な死闘となり、観客席での場外戦にまで発展するも両者一歩も譲らず、試合は佳境を迎えた。 ブレットがトップロープからダイビングエルボーを決めた際、マイケルズに盾にされたレフェリーのアール・ヘブナーが、マイケルズと共に倒れる。 そして当初のブック通り、マイケルズがブレットに対し、レフェリー不在を良い事に、彼の得意技であるシャープシューターを仕掛ける。 相手を小馬鹿にする、マイケルズらしい掟破りの関節技に観客は熱狂。後はブレットがマイケルズを跳ね除け、逆にシャープシューターを仕掛け返したところで、第三者の介入により試合は終了する …はずだった。 カンカンカンカンカンカンッッ! 先ほどまで倒れていたはずのヘブナーが立ち上がり、ブレットがタップもしていないにもかかわらずゴングを鳴らし、 結果はブレットがマイケルズのシャープシューターによってサブミッションホールド、つまりギブアップ負けとなり 彼は地元カナダでマイケルズにギブアップ負けを喫し、WWF王座から陥落してしまった。 場内にマイケルズの曲が流れる中、ブレットは事態に気づかずシャープシューターを繰り出そうとするが、自身が敗北した事に気付き、リング内でしばし呆然。 一方ヘブナーは、ゴングがなると素早くリングから離れ、マイケルズも何が起きたか分からないといった素振りを見せながらリングを後にして行く。 実況席のジム・ロスや普段ならやかましく騒ぎたてるジェリー“ザ・キング”ローラーは、突然の不可解な決着に戸惑いながらも実況を続けていた。 自身がハメられた事に気がついたブレットは、リング傍にいたビンスに唾を吐きかけてリング内に立ち尽くす。 そうしている内にWWF王者のベルトはマイケルズがトリプルHに護衛されながら持ち去ってしまった。 衝撃の結末に愕然とするブレットの元に彼のタッグチーム「ハート・ファウンデーション」が駆けつけ、会場に流れる曲がブレットの曲に変わる。 しかし当然ブレットは怒りが収まらず、実況席と放送機材を破壊。失意のままリングを後にした。 出典 http //wrestlingnews.co/new-details-on-the-infamous-bret-hart-vince-mcmahon-backstage-fight/ 当時、偶然にも時を同じくしてブレットを主人公としたドキュメンタリー(後述する映画『レスリング・ウィズ・シャドウ』)の為にバックステージにも出入りしていた撮影スタッフが、この時の様子を克明に記録しており、映画のクライマックスシーンになっている。 「あんなの聞いてねぇよ。アイツが勝手にゴングを鳴らしやがった」と主張するショーン・マイケルズ。 「ハンター、貴方もいつか報いを受けるわよ」と凄まじい剣幕のブレット夫人に詰め寄られるトリプルH ブレットに顔面を殴られた直後のビンス・マクマホン などのただならぬ空気を克明に捉えている。 そして残り3週間のWWFとの契約期間の後、ブレットはWCWに移籍。 この時、同時にハート・ファウンデーションのメンバーの内、実弟オーエン、事件直前に死去したブライアン・ピルマンを除く他の全員が、ブレットと共にWCWへ移籍した。 事件の裏側 言うまでも無く、この事件を立案・実行を命じた首謀者はビンス・マクマホンである。 カナダでの敗戦にこだわったのも、ライバル団体に移籍するブレットの選手としての商品価値、ひいてはカナダの英雄としてのイメージを下げる為の戦略だったのだ。 ビンスは「マイケルズがシャープシューターをかけたら、すぐにゴングを鳴らす」という筋書きを考え、 対戦相手のマイケルズも含め、団体のごく限られた幹部にだけ伝えていた。 さすがのマイケルズもこの筋書きには戸惑い、トリプルHに相談したが、相談を受けたトリプルHは「去る者ブレットよりも、マイケルズを優先するのは当然だ」としてマイケルズの背中を押したと言われている。 もちろんこの試合のレフェリーを務めたヘブナーも、試合の直前にではあるが、この結末を伝えられている。 そして試合終盤、マイケルズがシャープシューターを仕掛けると、ビンスはヘブナーにゴングを鳴らすように要求(*6)、それを受けてヘブナーがゴングを鳴らし、ブレットのギブアップ負けとして試合の幕を引いたのである。 ここでビンスが恐れたのは、策略に気づいたブレットが、新王者のマイケルズに危害を加える事であった。 ブレットは幼い頃から名門「ハート・ダンジョン」で鍛え上げられたシュート(*7)の名手。 彼によって新王者マイケルズが傷つけられる事を避ける為、彼には何も知らない演技をさせ、自身も報復を恐れてオフィスに立て篭もった。 そしてしばらくした後、ブレットを控え室に招き入れたビンスは、ブレットに殴られている。 事件後 ショーン・マイケルズはトリプルHと共にD-Generation Xとして悪ふざけの路線を続けWWFの全盛期とアティチュード時代を作りあげた。 しかし、持病の椎間板ヘルニアの悪化が原因で僅か4ヶ月後のレッスルマニア14でストーンコールドに敗北して、ここまでして預けられた王座から転落。 ……実の所、長年に渡る無茶な飛び技でマイケルズの身体も悲鳴を挙げており、これを機に98年にいったん引退。 ストーンコールドが名実共にWWFの頂点に立ったことは、ブレットとマイケルズの時代の終焉を強く感じさせるものとなった。 尚、引退中のマイケルズは身体を休めた後、これまでからは考えられなかったコーチ業に転身。 最も有名な弟子に、後のWWEチャンピオンであるダニエル・ブライアン(ブライアン・ダニエルソン/アメリカンドラゴン)がいる。 更に、友人であるナッシュの紹介で元ナイトロガールズだった嫁さんを紹介されて家庭を持ち、プレイボーイも卒業した。 そうして、充実した生活を送る中で奇跡的に肉体が回復。 2002年に電撃復帰を果たした後は、全盛期に比べて飛び技を抑えてテクニックを前面に押し出したスタイルに転向することで、以降もWWEの象徴として活躍する。 皮肉にも第一子誕生をキッカケに敬虔なキリスト教徒になって、まるでブレットのようにお色気NGとなった。 しかし、この事件以降、主犯格とされたマイケルズは、カナダでの興行では(アングル上のベビー/ヒール関係無く)ブーイングや「You Screwed Bret!(お前はブレットをハメた)」という罵声を浴びる事となった。 ビンス・マクマホンは自ら、悪のオーナーと言うキャラクターを演じ、WWFのリングで活躍。 権力に歯向かう男ストーン・コールド・スティーブ・オースチンとの抗争で大ブレイク、ライバル団体であるWCWとECWを買収し、全米マット界の天下統一を果たす。 マイケルズの背中を押し、ブレット夫人に「ハンター、貴方もいつか報いを受けるわよ」と言われていたトリプルHはマイケルズと共に団体のトップへとのし上がり、マイケルズの引退以後は第2期D-Generation Xのリーダーやシングルプレイヤーとして団体のトップとして活躍。2001年、2006年に試合中に両足の大腿四頭筋を断裂し、予言通り報い(?)を受けて長期欠場を強いられたりする不運はあったものの、2003年にはビンスの娘ステファニーと結婚。マクマホン・ファミリーの一員となった。 そして、時代の違いもあるがマクマホン家の一員となったことで、寧ろ妻と共に現場責任者としての役目に邁進することになる。 ヘブナーは、上級レフェリーとして長年WWEのマットに上がったが、2010年にWWEの備品などをネットで売りさばいた事が発覚し解雇。 現在はTNAで、レフェリーとして今も現役で活動している。 一方WCWへ移籍したブレット・ハートはと言うと… かつての20年契約を髣髴とさせる年俸額で移籍したWCWでも、人気を得るのは先にWCWに移籍していたハルク・ホーガン率いるnWoやフレアー、スティング、ビル・ゴールドバーグといった元からNWA/WCW所属の選手ばかりで、ブレットはWWF時代のようなトップ・スターとしての活躍は出来ず、当時ストーンコールドやロック、トリプルHといったブレット以降の世代の台頭と共に始まったWWFの「アテチュード路線」の影響により、月曜TV戦争において次第に陰りが見え始めていたWCWでは「レジェンド枠」として控えのポジションに甘んじる結果になった。 1999年WWFに一人残ったオーエンが、天井からワイヤーに吊るされながら下りてくるというマイケルズばりの入場パフォーマンスを行っている最中、ワイヤーが外れリングへ落下し死去。 その頃ブレットはと言うと、nWo入りを果たしてヒールターンし、試合出場機会には恵まれたものの、周りのトップ選手はホーガン、アルティメット・ウォリアー等、自身と比べるとレスリングが出来ない選手ばかりであり、リック・フレアーやクリス・ベノワとの対戦を除くと往年のレスリング技術を活かせず、次第に埋没してしまった。 2000年に、無敵の超人ギミックでWCWの看板レスラーだったビル・ゴールドバーグのキックにより脳震盪を起こし、 その後遺症で試合中失神を繰り返すようになってしまい長期離脱に見舞われ、その頃既に崩壊寸前であったWCWから契約不履行に基づき解雇され現役引退。 2004年のインタビューではWCW時代を振り返って 「ビンスの雇ったトップ・タレントを幾ら引き抜いても、それをどう使っていいか分からない連中だった。 レスリング・ビジネスを全く知らない人間がボスになってた」 「(レッスルマニア18のホーガンVsロック戦の様に)ハルク・ホーガンとのシングル・マッチをプロデュースしたのに実現しなかった」 「(モントリオール事件後ビンスがヒールターンして、オースチンと抗争を開始した為)月曜TV戦争はモントリオール事件によって勝敗が決まった」 「WCWは沈没寸前のタイタニックだった」 「ビル(・ゴールドバーグ)はナイスガイだよ。ただ誰も彼にレスリングを教えなかっただけなんだ。」 と独自の考察を交えて、批判している。 2001年には最愛の母親が死去し、続く2002年には義弟デイビーボーイ・スミスが心臓発作で死去。 そして、バックステージでトリプルHを詰っていた夫人(*8)と離婚したわずか数時間後に、彼自身も自転車に乗っている最中に脳梗塞を起こし、左半身不随の身となってしまう… そして翌2003年にはハート・ファミリーの総帥であり、精神的支柱でもあった父スチュー・ハートまでもが死去してしまう。 騙した側と騙された側、残酷なほどに明暗が分かれてしまった。 代理決着 2004年3月のレッスルマニア20にて一人のカナダ人レスラーが、団体最大の祭典レッスルマニアのメインマッチを務めた。 試合内容は2002年に電撃復帰したショーン・マイケルズと、そのマイケルズと抗争を続けるトリプルHとの三つ巴による「WWE世界ヘビー級王座戦」。 「ミスター・レッスルマニア」と「ゲームの王者」に立ち向かったの男の名前は「凶獣」クリス・ベノワ。 ハート・ダンジョンで基礎を学び日本で技を磨いた彼は、WWEの中では比較的小柄な体格ながら、溢れる攻撃性と強靭な肉体、卓越した技術を駆使し、未だキャラクター先行のWWEの中で、己の実力でトップレスラーにのし上がった。 強烈なチョップやヘビー級も投げきるパワーもさる事ながら、彼の代名詞となったのは多彩な関節技で、必殺技の「クロスフェイス」やブレット“ザ・ヒットマン”ハートの代名詞「シャープシューター」を武器に数多くの強豪からタップを奪ってきた。 彼は、団体の象徴とも言える二人の抗争に割って入る形で、レッスルマニアで三つ巴戦に参戦、史上屈指の名勝負を繰り広げる。 そして最後は、マイケルズがリング外でダウン中に、トリプルHをクロスフェイスで捕らえてタップを奪って勝利。 下馬評をひっくり返して世界ヘビー級王者となった。 だが、ベノワに王座を取られた2人は再戦を要求。次の特番「バックラッシュ」にて三つ巴戦のリマッチが組まれる事になった。 会場はベノワの地元カナダのアルバータ州エドモントン。 カナダの地でマイケルズとトリプルHがカナダ人の王者に挑む。 まるでモントリオールでの出来事を彷彿とさせるようなマッチメイクに注目が集まる中、試合は進み試合は終盤に差し掛かった。 するとトリプルHが場外でダウンしている中、マイケルズがベノワにシャープシューターをかける。 観客の脳裏にはあの日のモントリオールがよぎる。 しかし、ベノワは渾身の力でこれを解き、逆にマイケルズにシャープシューターをかけ返す。 苦悶の表情を浮かべながら耐えるマイケルズだったが、とうとう耐え切れずタップ。 クリス・ベノワがショーン・マイケルズからタップを奪い、王座を防衛する。 ハート・ダンジョン出身者クリス・ベノワによって仇討ちが果たされ、深き因縁に一旦の決着が付けられた。 和解…? ほぼ絶縁状態だったビンスとブレットだが、実はオーエンの葬儀で再会、会話を交わしており、ブレットが脳梗塞での入院したときはビンス自ら見舞いにも訪れ、その場で一応の和解を果たしている。 2005年公式にビンスと和解。 翌年2006年にはWWE殿堂入りを果たしている。 紹介者はストーン・コールド・スティーブ・オースチンが務め、彼自身もスピーチを行った。 脳梗塞とその後遺症からの医学的に奇跡としか言いようの無い回復を見せた彼は、元気な姿をファンに見せた。 WWE殿堂の式典はレッスルマニア前日に行われ、翌日のレッスルマニア当日に会場に登場して観客に顔見せをするのが通例となっていたが、当日ブレットは会場に現れなかった。 ビンスはブレットに、せめて会場で観戦でもするように促したそうだが、ブレットはこれも断ったようである。 その日、レッスルマニア22ではビンス・マクマホンvsショーン・マイケルズの試合が行われていた。 ビンス・マクマホンとは和解したもののマイケルズとの関係は未だ解消されておらず、互いに話題が出ると相手を批判していた。 同年8月、ブレット自ら選んだベストマッチを集めたDVDが発売された。 当初ビンスはモントリオール事件を中心に据えたドキュメンタリータッチの「Screwd(*9)」というタイトルでリリースしようとしたが、 ブレットがこれを拒否した為、ブレットの全キャリアを総括する内容になったという経緯がある。 またブレットのインタビューによると、このDVD発売に関してこんな心温まる裏話がある。 ブレットが行きつけの歯医者に行った際、自身をモチーフにしたフィギュアで遊ぶ3歳くらいの子供がいた。 ブレットはその子に「ヒットマンの試合でどれが一番好き?」と尋ねた所、その子はヒットマン本人とも知らずに 「知りません。ヒットマンは『ゲーム』の中の大好きなスターです❤!」 と答えたと言う。 この答えに衝撃を受けたブレットは、後日ビンスとの電話でこの事を話した所、 「そういう世代のファンが育ってきたんだな…よし、その子の為に、君がDVDの試合の選定をしてくれ。 その子に一番素晴らしい"ヒットマン"の動く姿をみせてあげようじゃないか?」 というやりとりがあり、上記のDVDの試合はブレット自ら選定した試合が収録されたと言う。 また詳しい時期に関しては明言されていないが(*10)、この間に、ようやくもう1人の重要人物であるマイケルともプライベートで会って和解を果たしている。 完全決着に向けて 事件から12年以上経った2010年1月4日、WWEが毎週月曜に放送している番組「RAW」にブレット・ハートがゲストホストとして登場。 まずは自分を覚えていてくれたファンに感謝を述べると、ショーン・マイケルズを呼び出す。 いつもの陽気で派手派手な入場曲の中、神妙な面持ちでリングへあがるマイケルズ。 「お前と和解をしたい」というブレットに対し、 「12年前の自分の行いを後悔なんてしていない。あれはお前の自業自得だった」 と話すマイケルズ。「反論はしない」とブレット。 そしてマイケルズは語る。 「後悔はしていないが、この12年で俺の気持ちにも変化があった」 「お前のことを尊敬していたが同時に、腹立たしくもあった」 「俺とお前にはモントリオールよりも忘れがたい試合がある。アナハイムでやったアイアンマッチだ」 「60分の試合なんて誰も見たがらない、60分も観客を惹きつける事なんて無理だと言われた。だが俺たちはそれをやってのけ業界の常識を覆した」 「12年沈黙していたのはお前だけじゃない。俺も和解を望んでいる。だからお前に聞くぞ…本当に準備はいいか?」 マイケルズの問いにブレットは答える。 「正直にいうとお前は付き合いづらい男だったよ、問題児だったからな」 「でも俺たちはモントリオールでの試合に縛られるべきじゃない」 「俺たちは数多くの偉業を成し遂げてきた。そして今日こうやって、2人そろってファンの前に立つ事ができたんだ」 「ここで、ファンの前でお前との友情を誓おう。お前との抗争に終止符を打とう」 手を差し出すブレット。マイケルズもゆっくりとブレットの手を握り2人は固い握手を交わす。 静かに手を離したマイケルズは入場ゲートへ向かうために歩きだす。が、リングの端でピタリと止まってしまう。 距離にして3m前後。マイケルズが最も得意とする間合い、彼の必殺技「スイート・チン・ミュージック」の間合いだった。 一触即発、ピンと張り詰めた緊張感が漂う。 誰もが「まさか…」と思い、最悪の結末を予想する中、先に動いたのはマイケルズだった。 マイケルズはブレットに歩み寄り、彼を抱きしめ2人は熱い抱擁を交わした。 出典 http //www.wrestlingmedia.org/bret-hart-handshake-with-shawn-michael/ ここに遂にマイケルズとの和解が公式に果たされる。 その時の動画 マイケルズが静かに退場する中、ブレットはもう1人の男ビンス・マクマホンを呼び出すが彼は現れず、ブレットも一旦退場する。 番組が進み、ビンス・マクマホンが1人でリングに姿を現す。 「ブレットとマイケルズの和解が果たされて本当に良かったよ。 さて、来週のRAWはゲストホストととしてマイク・タイソンを迎えるぞ」と全く他人事なビンス。 そこにブレットが入場ゲートに現れ、リングへと上る。 「あれはお前の自業自得だった。お前にツバを吐きかけられた事は一生忘れない」と恐る恐る本心を語るビンス。 「WWE殿堂の式典で侮辱された事もあったし、長年お前に雑誌などで中傷されてきた」 「まずはこう言って欲しい『すまん』と」 観客からの大ブーイングの中、ブレットは言い返す。 「お前が欲しい言葉と俺が伝えたい言葉は違うようだ」 「俺はショーンと和解して12年分の重荷の半分を下ろせた」 「俺たちが和解を果たすのは今しかないんだ。あんたもそれが望みだろう」 ビンスが再びマイクを持つ 「最初はお前を痛めつけるつもりでいたが、気が変わった」とビンス 「レッスルマニア2を覚えているか?アンドレ・ザ・ジャイアントと闘ったよな?奴が引退した後のスターは誰になるかという話になったが、私はお前だと思っていた」 「お前はタッグ戦線から実力でWWEの王者になった。私は機会を与えただけだが、お前は数々の強豪を倒し頂点へ上り詰めたんだ」 とブレットを絶賛する。 「モントリオールで私情を挟んでしまったのはお前を息子のように思っていたからだ」 「今年、お前の父親スチュ・ハートをWWE殿堂に迎え入れたいと思う」 これに感謝の言葉を述べるブレット。そしてビンスは 「今夜は昔のままのお前と話せて良かった」 「お前は過去・現在においても最高の男だ。未来においてもな」 と言って、ブレットの腕を高く掲げファンに和解をアピールし ここに、モントリオールの因縁は終結した。 と、思いきやビンスが突然ブレットの股間に蹴りをいれ侮蔑の表情を浮かべる。 出典 http //wallsofjerichoholic.blogspot.jp/2010/03/wrestlemania-26-countdown-bret-hart-vs.html 観客からは大ブーイングが飛び交い、事件は本当の決着へ向けて動きだす。 ビンスvsブレット。そして完全決着 ビンスに不意打ちを食らったブレットは、ビンスに対し宣戦布告。 レッスルマニアでの直接対決を要求するが、ビンスはこれを頑なに拒否し続ける。 しかし、ブレットが事故により脚を骨折したと分かるや主張は一転。 「復讐の機会をうかがっている癖に、何故私と闘わない?」「ハートの欠片も持っていない。ブレットは臆病者だ」とブレットを罵り、激高したブレットの挑戦を受ける。 レッスルマニアでの試合の調印式にて、契約書にサインするブレットは試合を「ノー・ホールズ・バード」すなわち反則裁定無しでの試合を要求する。 無謀なこの提案にビンスはほくそ笑み、「ブレットがブレットをハメた」とあざ笑う。 骨折したブレットなど恐るるに足りんとばかり、余裕の表情で、対戦の契約書にサインし後ろを向く。 ブレットが「1つ言っておくぞ」と言い、振り向いたビンスが見たものは 机の上に置かれたブレットのギプスだった。 「これはもういらないな」 全てはビンスを油断させ試合をさせるための策略だったのだ。 そのままブレットは松葉杖でビンスを殴打。 「ブレットがブレットをハメただと?ビンスがビンスをハメたのさ!」と言い放ちレッスルマニアでの決着へのお膳立ては完成した。 レッスルマニア前日、WWE殿堂入り式典にて、ブレットの他本家ハート・ファミリーが集結し偉大なる指導者スチュ・ハートの殿堂入りを祝う。 そしてレッスルマニア26当日。ブレットは1997年のレッスルマニア13以来実に13年振りにレッスルマニアの舞台に立った。 続いてビンスが入場する。 いつもの憎たらしい入場曲「No Chance in Hell(*11)」に合わせ入場すると、マイクを持ちこう言い放つ 「自分を見ろ、私のリングにいる。私の作ったレッスルマニアだ!」 そしてビンスは「お前には祭典クラスの裏切りが相応しい」「今回は大枚叩いてランバージャックを雇った」と言う。 「覚えてるか?ブレットがブレットをハメた」 「そしてビンスがブレットをハメた」 「そして今夜はこうなるのだ、ビンスとお前の家族がブレットをハメた!」 「出て来い!」とビンスに呼ばれて出てきたのは、昨日の祭典でブレットともにスチュ・ハートの殿堂入りを祝った。ハート家の面々だった。 大金によって買収されたハート・ファミリーはリングの周りを取り囲み、レフェリーもブレットの兄ブルースが務める事になった。 この試合は事実上ランバージャック・マッチ(リングの周りをレスラーもしくは観客が取り囲み、リング外に出ると強制的に戻される試合方法)へと変更され、ブレットはリングを取り囲むハート・ファミリーに問う。 「同意したのか?ブルース。それなら仕方ないな」 「ハート家の人間らしく、前金をもらって銀行に預けたんだろう」 そしてブレットはこう続ける。 「俺はモントリオールで学んだ。裏切りほど卑劣な行為は無いとな」 「ハート家は今夜かつて無いほど強固な絆で結ばれた」 「ビンス、あんたの策略は事前に聞いていたんだよ。あんたが作り上げた最高の舞台レッスルマニア。今夜は伝説の一夜になるんだ!」 「ブレットがビンスをハメた日としてな!」 ビンスが金で買収したはずのハート・ファミリーは全員ブレットに寝返り、試合はビンス対ブレットからビンス対ハート・ファミリーへと変わってしまう。 自ら承諾したノー・ホールズ・バードのルールのせいでハート家全員から一方的に暴行され、 リング上ではブレットにより股間へのストンピングや椅子で連打を受けて悶絶。 出典 http //wwe-sionidjin.over-blog.com/article-best-of-2010-bret-hart-vs-vince-mac-mahon-63718643.html 最後は因縁深きブレットの必殺技シャープシューターに屈しギブアップ負けを喫した。 ここに、かのモントリオール事件は、その重すぎる幕を遂に下ろす事ができたのである。 同日レッスルマニアのメイン戦にて、ジ・アンダーテイカーの持つレッスルマニアでの連勝記録とショーン・マイケルズのキャリアを賭けての一戦にてマイケルズが敗北し、マイケルズは現役引退。 ビンス・マクマホンもこの試合を最後に、自らリングに上がって試合を行ってはおらず、ビンスにとっても"引退試合"であった。 そして徐々に役割を娘のステファニーやその婿トリプルHに譲り、表舞台から遠ざかりつつある。 ブレットとWWEの関係は比較的良好で、今も時々番組に登場しているが、モントリオール事件の重荷が下りたせいか、随分老け込んでしまった。 出典 http //www.sportskeeda.com/wwe/bret-hart-talks-samoa-joes-reckless-finishing-move-tyson-kidds-injury-more 近年ではマイケルとブレットが再びリングで再会したり 揃って過去を振り返ったりする仕事に出演する 2019年にはブレットとマイケルが揃って2度目の殿堂入り(ブレットはハート・ファウンデーション、マイケルはD-generation Xとして)し、レッスルマニアにも初めて姿を見せる 等、モントリオールの呪縛は消えつつある 総括 結局誰が悪かったのか? こればかりはハッキリと断言することは出来ない。 自らの意地とプライドを優先するあまり会社に反発し、時代に取り残されていったブレット 会社の命とはいえ同僚であるブレットを罠に嵌め、あまつさえ白を切ろうとしたマイケルズ 非常に厳しい経営難から逃れようとするあまり、部下を陥れてまで解雇したビンス それぞれがそれぞれのエゴと正義を持ち、起こるべくし て起きたのがこの事件である。 いくら会社の為とは言え、選手を騙まし討ちしたビンスが正しいとは言えないだろう。 しかしブレットも、自身の面子の為にワガママを言い続け、それが原因で、ビンスも王座の移動にナーヴァスになった面も否定できない。 マイケルズに関しても、あくまで会社の命令に従ったまでで、彼自身は業界の根本を揺るがす大事件の片棒を担がされる事への多大なプレッシャーと罪悪感はあった。 そうで無ければ、わざわざ後輩であるトリプルHに相談などしないだろう。 これは不幸な擦れ違いや思い違いからの偶然でも、ましてや不慮の事故でも決して無い。 各々がそれぞれの思惑に則り、明確な意思と確信を持って行われた事件である事に変わりは無いのだ。 プロレスの台本の存在がカミングアウトされた現在、それを破る事は、それまで以上にタブー視されている。 我々に出来る事は、この事件を伝え再発を防止する以外には無いが、この記事を読んだ人の中で、どの程度の人がプロレスに関わるかは分からない。 しかしプロレス界に限らず「人の信頼を決して裏切ってはならない」という、普遍的で当たり前の事だけは、生きている以上忘れてはならない教訓である。 みんなも誰かの信頼を裏切っていないだろうか? 誰かから裏切られるような事をしていないだろうか? それは、誰かを罠にハメてまで成し遂げなければならない事だろうか? 是非一度考えてみてくれ。 余談 ☆当時ブレットのドキュメンタリーを撮影する為に密着していた映画スタッフが、この事件に偶然立会い、事件の内幕を撮影した映画「レスリング・ウィズ・シャドウ」。 この映画についてブレット自身は「事実を映しているがあくまでも映画であり、自分が伝えたかった内容とは違う」といった旨の発言をしている。 ☆ビンス・マクマホン自身、この事件をネタに使っており、モントリオールの事件以後第三者の手によって強制的にゴングが鳴らされるという、この事件を模した行為が度々行われている。 この事件は苦境も黒歴史もネタにしてしまう、ビンスの強かさを象徴するエピソードでもあるのだ。 ☆モントリオール事件当日、試合が無いにもかかわらずたまたま会場に居合わせたジ・アンダーテイカーは、この事件の結末に激怒。 ビンスが立て篭もる控え室のドアを蹴り続けたという。 ☆同時期にWWFに在籍していた“スネーク”ジェイク・ロバーツ等によれば、ブレットとマイケルズの軋轢の理由の一つに、当時のWWFに於ける人気No.1女子マネージャーであったサニー(タミー・リン・シッチ)の存在があり、彼女がモントリオールの原因だったとまで断じている。 サニーは中堅レスラーのクリス・キャンディードの恋人だったが、放埒な振る舞いから他にも多数のレスラーと関係を持ち、特に団体のトップ中のトップの一人であるマイケルズとは明確な愛人関係となり、バックステージ等、所構わずにイチャついていたという。 こうしたマイケルズの行動は、前述のようにレスラーや関係者間でも眉をひそめる者も居たものの、前述のようにマイケルズはボスであるビンスのお気に入りであり、ビンスは黙認する所か好き勝手にさせていた。 一方、サニーは生真面目で一匹狼と、マイケルズとは対照的な性格で犬猿の仲である筈のブレットとも仲がよく、大勢で使うロッカールームを占拠して好き勝手しているマイケルズ達を見たくないという理由で一人で着替えたいブレットの為に自分のロッカールームを貸す等していたものの、それを勘違いしたマイケルズが嫉妬して、予告も無しに既婚者であるブレットとサニーの不倫を匂わせるマイクをリング上で行い、それに激怒したブレットと殴り合いの喧嘩を行う等していたという。 ……が、自身もサニーと寝ていたと囁かれるロバーツはブレットもサニーと寝ていたと証言しており、当時の薬物やセックスが横行していたバックステージの治安の悪さがうかがえる追加情報となっている。 ☆前述の通り、事件以降カナダでは仇敵扱いだったマイケルズだったが、事件から2週間後にカナダで行われた興行にてD-Generation Xとして登場した際、観客からは大きな声援が巻き起こりマイケルズは涙を浮かべた。 その後カナダの観客には「マイケルズはともかくD-Generation Xなら許す」というような風潮が生まれ、徐々にマイケルズ自身にも歓声が送られるようになっていった。 ☆現在WWEは放送ネット変更に伴うPG規制の変化や株主の意向により、再びファミリー路線へ変更。 現在団体のエースを務めるのは旧来のベビーフェイスに近いジョン・シナである。 もしブレットが今のWWEにレスラーとして在籍できたら…もし生まれてくるのがもっと遅ければ…などと考えるのは本人に失礼かもしれないが、現実とは皮肉なものである。 追記・修正はブレットとショーン両方のファンの方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 映画は見るべし。当時のWWE(F)の事情は勿論、プロレスファンとしても台本がある無いに関わらず、どれだけレスラーが危険な仕事に命をかけてるかが良く判る。 -- 名無しさん (2014-07-02 20 43 56) 物凄い情報量の項目だな。それでいてわかりやすい。お見事です。 -- 名無しさん (2014-07-02 21 38 58) 変わった構成や斬新なアイデアでおもしろさを出した項目はいつくか知ってるけど、純粋に文章が面白い項目を久々に見た気がするわ -- 名無しさん (2014-07-03 01 37 36) 実際にはマイケルとブレットは放送よりも前に和解してたんだよね。 -- 名無しさん (2014-07-03 10 51 55) その後から和解…?までの部分で少し加筆しました -- 名無しさん (2014-07-03 11 20 07) 全く知らんかったけど、ギプスの下りは深夜に見たかも。演技が上手いのか初見でも楽しめた記憶がある -- 名無しさん (2014-07-03 15 24 08) 筆者から両名への愛を感じた -- 名無しさん (2014-07-03 18 56 36) 相変わらず建て主の項目は読みやすく、それでいてWWEへの愛に溢れているな。 -- 名無しさん (2014-07-03 19 55 50) 面白いんだけど、さすがに長過ぎるんじゃないだろうか・・・でもこれぐらい書かないと説明できないんだよねこれ -- 名無しさん (2014-07-03 20 53 53) プロレスまったく興味なくて、むしろ嫌いな部類だったけども…。この記事は素晴らしいね。ぜひ削らずに残してほしい。 -- 名無しさん (2014-07-03 22 39 20) WWEの知識がある人に向けるならもっと削れる部分もあるんだろうけど…。ただでさえブックと現実が入り交じった複雑な事件だしねぇ -- 名無しさん (2014-07-03 22 48 54) 約29分で読めますワロタ -- 名無しさん (2014-07-03 23 37 33) 言い回しの不自然な部分を一部修正しました -- たま (2014-07-06 01 07 49) モントリオール五輪の話かと -- 名無しさん (2014-07-06 01 29 44) 某サイトで書いてあった「ブレットとビンスは時間をかけて、プロレスからはみ出たトラブルをプロレスの中に収めてみせた」って言葉に感動した -- 名無しさん (2014-07-07 23 00 40) 「下品なプロレスを支持してしまった観客たち」の罪は無いのかね? -- 名無しさん (2014-07-18 16 46 46) ↑プロレスがショーである以上、観客のニーズに答えるのは正しい判断だったとは思うけど… -- 名無しさん (2014-07-18 17 15 07) そもそも下品なプロレスが悪いのだろうか -- 名無しさん (2014-07-18 17 41 27) そういえばジェリコはこの事件についてどう思ったんだろう。HBKに憧れてレスラーを目指し、ハート道場でレスリングを学んだ身としては複雑なんじゃ -- 名無しさん (2014-07-27 21 41 21) ↑2下品じゃないプロレスが見たいならボクシングでも見てろって感じじゃないか? -- 名無しさん (2014-08-01 19 55 30) 現状だと権利者から文句がつけば完全アウトなので早急に対応されたし。 -- 名無しさん (2014-10-08 10 24 28) 下品じゃないプロレスの行き着く先は四天王プロレスだからなぁ。レスラーは本当に大変だ -- 名無しさん (2014-10-08 10 35 51) ↑2 具体的にどのへん?画像? -- 名無しさん (2014-10-08 11 34 02) 問題になったのは画像ですけど、まだ運営掲示板で議論中にもかかわらず自治厨が先走っただけです。結論が出たら改めてトップページに告知すると思います。それをすっとばして項目にいきなり赤字で表示することは無いです。 -- 名無しさん (2014-10-08 12 38 29) ↑ありがとです。 -- 名無しさん (2014-10-08 13 16 10) 画像ルール正式に制定されたから出典書かないと…… -- 名無しさん (2016-04-13 02 41 49) プロレス詳しく無いけどこの記事は中々面白かったわ。ちょっと見てみようかなと思える位。 -- 名無しさん (2016-10-22 12 48 23) そういえば、これとは直接関係ないけど、タイガーマスク(W含む)の世界では、ブックは存在しないのかな?まぁ、存在してたら、あの物語すべてが茶番と化してしまうだろうけど; -- 名無しさん (2016-10-22 12 50 33) 一年近く前のコメントに反応するのもアレかもしれんが、WWE以外のメジャー団体は自身の興行にブックが存在すると明言はしていないので、つまりはまあそういう事だよ -- 名無しさん (2018-01-16 19 16 16) ビンスは本当にクズ(褒め言葉)だな! -- 名無しさん (2018-12-18 13 38 30) 凄く面白かった 特に和解から完全決着の辺り -- 名無しさん (2018-12-19 00 37 52) WWEはAEWの旗揚げを期にアティテュード的な要素を増やしつつあるが、まあさすがに滅亡寸前に行くことはないんだろうなとは思うが、ビンスが死ぬ前にもう1回こういう事件が繰り返されたら笑っちゃうだろうなあ… -- 名無しさん (2019-10-13 22 47 18) ふと思ったんだけど、プロレスにブックがあるのは、興行であることの他に、筋書きなしでやらせたら、その技の強烈さに事故死などの予期しない事故があるかもしれないから、というのもあったりするのかな? 自分も専門学校時代に、従兄からSTFかけられたことあるけど、マジで死ぬかと思った; -- 名無しさん (2021-02-22 13 27 59) ↑STFは元祖のルー・テーズが「これはセメント(ガチ)技と明言しとる」台本はあるが使われてる技術は本物だし、だからこそ未熟だとリング禍が起きる。素人が手加減を知らずにごっこで死人出ちゃうのも当然なのよ。 -- 名無しさん (2021-02-22 14 21 52) 記事を読むだけでもビンスの強烈なキャラクター性が伝わってくるな…世の中面白い人間がいるものだ -- 名無しさん (2021-02-22 15 00 22) つくづく奇妙な世界だ。好きな奴は好きなんだろうな -- 名無しさん (2021-02-22 15 23 10) オーエンハートの殿堂入りが実現すれば正真正銘ハート一家全員との遺恨が清算されるんだろうけど、遺族との和解は未だに厳しい様子なんだよな -- 名無しさん (2021-03-21 17 50 54) WWEとハートファミリーが関わるとロクなことになってないんだよなぁ。タイソン・キッドも再起不能になっちゃったしナタリアが潰されないことを祈る。 -- 名無しさん (2021-11-04 17 32 10) ピルマン、アンビル、スミスとHFnom -- 名無しさん (2022-08-20 15 04 19) ↑の続き、面々はアティチュード路線に上手く乗っかれなかった感あるがオーエンはNoD加入やヨーロピアン王座獲得など結構活躍してたし殿堂入りして欲しいよね -- 名無しさん (2022-08-20 15 08 08) いい記事だった。こういうのがあるからアニヲタwikiは止められないな -- 名無しさん (2023-01-02 19 23 30) 名前 コメント
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Template Battlebox? 綏遠事件(すいえんじけん)は、1936年末の、綏遠省東部での内蒙軍と、中国軍との戦闘である。中国側では綏東事件とも。 内蒙における自治の要求はつとに強いものであったが、1933年7月、百霊廟の自治会議から雲王、徳王を中心とする自治運動がめざましくなった。10月の百霊廟の五次会議、11月の中央の黄紹雄、趙丕廉の派遣を経て、翌年2月行政院直属の蒙古地方自治政務委員会(蒙政会)を設けて、何応欽を指導長官とし、雲王、徳王などを委員とした。 西北問題、内蒙古問題が発展すると、国民政府はこれに安んじることなどなく、1936年1月、綏遠省境内蒙古各盟旗政務委員会(綏境蒙政会)を設け、閻錫山を指導長官とし、傅作義(zh)の監督の下に沙王以下の委員を任命し、中央的色彩を濃くした。これをもって勢力は二分された。 1935年12月、省主席代理との折衝で宝昌、沽源、張北など6県を内蒙古保安隊の守備とすることに決ったため、同地に李守信(zh)が進出していたが、徳王は察哈爾省内にいた。 1936年夏以来事態はようやく熟し、小衝突もあった。 かくして11月、綏東一帯に戦禍は拡大した。当時、日中間で懸案は山積され、中央では川越、張群会談が行われており、13日、中国側はこの事件の背後に日本軍があるとして、態度を俄然硬化させ、日中交渉は逆転した。 15日、16日、内蒙軍飛行機は陶林を爆撃し、歩騎2000、飛行機8、山野砲十数門で陶林進撃を開始した。かくて内蒙軍装備の優秀が判明した。 一方、15日以来内蒙軍王英麾下の騎兵は「大漢義勇軍」と称し、「東亜より共産党と国民党を駆逐すべし」との出師の表を発表した。 17日、徳王もすでに1週間前に蹶起していたことが判明し、その防共戦であるとの宣言などによりして事態はいよいよ明白となった。中国側では偽匪と命名し、また故意に川越、張群会談を遷延したのである。 19日ころ戦線は、興和、陶林、武川、固陶、五原と250マイルに延び、おのおの本拠を百霊廟、平地泉に置いた。 両軍ともに勝利を宣伝していたが、23日夜から24日朝、中国軍は突如百霊廟を襲ってこれを奪還した。傅作義は綏遠全省剿匪総司令官に任ぜられた。内蒙軍の動員は2軍、9師、18,000という。以後、内蒙軍は飛行機で百霊廟を爆撃したが、雄戦したのは王英軍だけで、中国側では蒋介石、閻錫山の名による「中国人の中国を忘れず中国軍隊に帰れ」の投降勧告が行われた。かくて内蒙軍は戦い利あらず、たまたま西安事件が勃発すると、12月18日、自発的休戦宣言を発し矛を収めた。 11月21日、日本の外務省から本事件は中国内政問題であり帝国関知せずとの非公式宣言をなした。一方27日、関東軍は防共の立場から大なる関心を有し事態波及の場合の決意を当局談をもって発表、二重外交を呈した。 満州国は関東軍に従った。 百霊廟占拠問題は後に第七十議会において問題となった。 中国ではこれより先、抗日運動が盛んで、ときあたかも日本在華紡のストライキ中であったため、全国的な献金運動、恤兵運動をおこし、傅作義と百霊廟の名はおおきく顕揚され、日本軍恐るるに足らずと思われた。国民政府は百霊廟占拠ののち強硬にも川越、張群会談中の根本要求を一蹴し、在華日本紡績ストライキを厳重取締、日独防共協定に対して防共は内政的問題であるとことさらに主張した。事変後、百霊廟は内蒙軍に奪還され、ここに親日防共蒙疆地区が新しく誕生した。 関連項目 蒙古聯合自治政府 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年12月3日 (水) 16 13。
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登録日:2016/07/14(木) 13 33 35 更新日:2023/05/31 Wed 13 47 56NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 クマ 事件 人食い 剥製 北海道 日本三大獣害事件 札幌丘珠事件 札幌市 毛皮 熊 獣害 ※この項目では実際に起こった凄惨な獣害事件を明記しています。閲覧には注意してください。 札幌丘珠事件(さっぽろおかだまじけん)とは、1878年(明治11年)1月11日から1月18日にかけて、 北海道石狩国札幌郡札幌村大字丘珠村(現 札幌市東区丘珠町)で発生した、国内史上3番目に大きな被害を出した獣害事件である。 冬眠から理不尽な形で目を覚まされたヒグマが猟師や開拓民の夫婦を襲い、3名死亡、2名重傷者という被害を出した。 記録されている中では一番古い獣害事件であるが、多くの記録や文献が残った事や、その立地からも有名な獣害事件となった。 【背景】 現在の札幌市は人口200万人弱の都市ではあるが、事件当時は定住者が移住し始めてから20年ばかりしか経過しておらず、 人口も中心部にあたる「札幌区」で3000人あまり、周辺の農村すべての人口を合計しても、8000人に満たない程で、 市域を外れるとそれこそ大森林や草原が生い茂っている様な地域だった。 【1月11日】 爾志(にし)通(現在の札幌市中央区南2条)在住の猟師・蛭子勝太郎は札幌市郊外の円山山中を散策中に冬眠中のヒグマを発見した。 早速、勝太郎はヒグマを狩ろうと試みたが撃ち損じてしまい、目覚めたヒグマの逆襲に遭って死亡する。 理不尽な形で冬眠から目覚めさせられてしまったヒグマは、飢えて札幌の市街地を徘徊し、数々の目撃情報や、 農作物、家畜の被害情報が札幌警察署にもたらされた。 【1月17日】 17日、札幌警察署警察吏の森長保が指揮を執る駆除隊が編成される事となった。 駆除隊は、豊平川の川向こうに当たる平岸村(現在の札幌市豊平区平岸)で件のヒグマを発見したので追撃を開始する。 しかし、ヒグマは月寒村(現在の豊平区月寒)、白石村(現在の札幌市白石区)と逃走。 再度、豊平川に向かうルートを取ったため、駆除隊も後を追う。 そして再度豊平川を渡り、雁来(現在の札幌市東区雁来町)までは確認したが、猛吹雪のために見失ってしまった。 これらの地は現在でこそ一面の住宅街だが、当時は畑が拓かれ始めたばかりの大森林地帯だった。 【第2の惨劇】 17日の深夜から18日未明にかけて、第2の惨劇が発生した。 丘珠村(現在の札幌市東区丘珠町)で炭焼を生業としている開拓民の堺倉吉一家と雇女一名の住む小屋が、突如としてヒグマの襲撃を受けた。 犠牲になった堺一家の家屋は、「拝み小屋」(*1)と呼ばれる形式の簡素な小屋だった。 なにやら異変を察知して起き出した倉吉は、筵の戸を掲げたところで熊の一撃を受けて昏倒する。 妻・リツは幼い留吉を抱いて咄嗟に逃げ出したものの、後頭部にヒグマの爪を受けてわが子を取り落してしまう。 リツは頭皮をはぎ取られる重傷を受けつつも村民に助けを求めるが、その間にヒグマは雪原に投げ出された留吉を牙に掛けていた。 その結果、倉吉と留吉が食い殺され、リツと雇女は重傷を負った。 【1月18日】 18日の正午頃、駆除隊の面々は付近の山中で加害熊を発見し射殺した。雄のヒグマで体長1.9メートル程だった。 解剖の結果、胃の中からは倉吉と留吉の毛髪や手足などが発見された。 解剖担当者の一人は、当時札幌農学校に在籍していた新渡戸稲造であるといわれている。 解剖に際して、晩年の大島正健が口述筆記させた回顧録「クラーク先生とその弟子たち」にて、以下の様に語っている。 思わぬ材料に恵まれ歓喜の声をあげた学生たちは、ペンハロー指導教授のもとにさっそく解剖実習に取り掛かった。 (中略) 教授の目をかすめて二三のものがひそかに一塊の肉を切り取った。そして休憩時間を待ちかねて小使部屋に飛び込んだ。 やがてその肉片が燃えさかる炭火の上にかざされた。 そして醤油にひたす者、口に投げ込む者、我も我もと珍しい肉を噛みしめていたが、だれ言うとなく 「熊の肉は臭いなァ、恐ろしく堅いなァ」という声がほとばしり出た。 定刻になって師の呼ぶ声に一同は何食わぬ顔をして解剖室に集り、手に手にメスをふるって内臓切開に取り掛かったが、 元気のよい学生の一人が、いやにふくらんでいる大きな胃袋を力まかせに切り開いたら、ドロドロと流れ出した内容物、 赤子の頭巾がある手がある。女房の引きむしられた髪の毛がある。悪臭芬々目を覆う惨状に、学生はワーッと叫んで飛びのいた。 そして、土気色になった熊肉党は脱兎のごとく屋外に飛び出し、口に指を差し込み、目を白黒させてこわごわ味わった熊の肉を吐き出した。 【剥製】 このヒグマの剥製は開拓史博物館に仮保存され、胃中の内容物はホルマリン漬けにされ、明治天皇も見学した。 その後、内容物のホルマリン漬けと共に、現在でも北海道大学付属植物園に保存されている。 事件の跡地は札幌市立丘珠小学校の敷地となった。 【余談】 当時の開拓民は縄文時代さながらの暮らしを強いられている環境でもあり、大自然に紛れ込んだ一握りの人間が、 自然の摂理を狂わせた事から、ある意味においては人災であったとも言える。 なお、ヒグマの剥製は、北海道大学付属植物園2階の見学できない場所に保管されており、展示されている剥製は別個体のものである。 被害規模としては、国内1位の三毛別羆事件、同2位の石狩沼田幌新事件程ではないものの「明治天皇がご覧になられた」という事で有名となった。 風化しかけた三毛別羆事件がメディアによって一躍有名になった事で、石狩沼田幌新事件・札幌丘珠事件の存在感はやや薄まった感がある。 夫と息子を失ったリツは長らく入院し、不憫に思った行政側は彼女が再婚するまで扶助していた。 北海道開拓記念館には、老境に至ったリツの写真が残されている。 追記・修正は、大自然の驚異に立ち向かえる人のみ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今の豊平区にクマが出たら北海道新聞の一面を飾るくらいのニュースだろうなぁ -- 名無しさん (2016-07-14 16 58 29) 必要か知らんけど、こんな解剖怖すぎるわ -- 名無しさん (2016-07-14 22 14 45) ↑2 豊平区にではないけど、札幌にも出たぞ。 -- 名無しさん (2016-07-15 14 39 01) 今の熊は人を襲うのがデフォになったとか出てたな。本州のはツキノワグマだが、こんどは熊が招かれざる客人の立場になった訳か。 -- 名無しさん (2016-07-15 17 19 04) 人肉を食った熊の肉を食べてしまった時の絶望は......魔女化するかファントムになるくらいの破壊力があると思う。 -- 名無しさん (2016-07-15 17 30 33) ↑2 実際、この前事件があって、射殺した熊の胃から人肉か何かが出てきたって話もあったからなぁ……。なんとか、うまく共存する方法はないものか……。というか、どこぞの団体が、「春の熊駆除は残酷だからやめろ」って、それをやめさせたのが原因だってテレビで言ってたな。 -- 名無しさん (2016-07-15 17 33 18) ↑人を襲うようになったら近づく奴は駆除する他ないからね。人里に近づくと危険ってのを次の世代が覚えて、お互いに不運な出会いをしないことを祈る他に無いのよ。 -- 名無しさん (2016-07-15 17 57 13) 次に立つ獣害事件項目は「どうぶつ奇想天外」の撮影中に起きたスタッフが襲撃されて死亡した事故と予想 -- 名無しさん (2016-07-16 00 32 22) ↑4 人間の体は半年前に食ったもので構成されているそうだ。人食い熊が以前人を食ってなかったことを祈るしかないな -- 名無しさん (2016-07-25 11 57 44) 欲張った猟師がバカ。これはヒグマも被害者 -- 名無しさん (2018-01-18 06 39 32) ↑同感。そっとしておけば、あれだけの被害が出ることもなかったのに。言い過ぎかもしれんが、この獣害で死んだ方々は、その漁師のおっさんに殺されたようなもんだ。 -- 名無しさん (2018-05-13 14 51 01) 触らずして祟りなし。昔の人はうまい事を言ったもんだな -- 名無しさん (2018-09-02 20 24 18) 少なくとも人間が山に入らなければ回避できる部分もあるが、登山だ山菜だで趣味の延長で踏み入って襲われることまでクマのせいにするのもあんまりと言えばあんまりだ。人食いじゃないにせよ、クマにとって直立歩行の人間ははるかに大きい怪物に見えているということを忘れてはならない。遭遇した時の恐怖は、人もクマも変わらないのだから -- 名無しさん (2018-09-03 13 30 34) なんか書き方のせいか欲張った漁師が悪い!みたいなコメントが目に付くけど、このクマすごい人家に近い山にいたんだから、こういう獣はむしろ狩人ならぜひとも仕留めるのが義務なレベルの危険生物だよ。仮に猟師が非難されるとしたら不道徳ではなくて不手際の方だけど、銃の性能が低かった当時はベテランでも熊に返り討ちにあうことはよくあるしね。 -- 名無しさん (2022-09-21 22 59 15) 名前 コメント